かながわアートプレス
July 2007
芸術活動支援のページ
県立の新ホールの整備内容を紹介します(その2)
県が、横浜開港150周年に当たる平成21年の完成を目指して整備を進めている新ホールについてご紹介するこのコーナー。
今回は、県立新ホールの中心となるメインホールについてご紹介します。
メインホールの特色
メインホール図 ホールの顔といえば、なんと言っても「メインホール」。県立新ホールはこんな特色を持った「メインホール」を整備します。
[1]視線距離に配慮〜見やすい劇場
 ミュージカル、バレエ、演劇などはなるべく演者を間近に見たいもの。メインホールは約1,300席のホールながら、舞台から客席までの距離をできる限り短く(最大25m程度)抑え、どの席でも生の舞台を堪能できる「見やすい劇場」を目指します。
[2]客席に「床昇降システム」を導入〜演目のたびに劇場の顔が変わる
 ひとつひとつの演目には、それぞれ見やすい角度があります。また、舞台の広さや客席との関係もそれぞれ適切な「かたち」があるものです。
 メインホールでは客席に「床昇降システム」を導入。客席の勾配や前舞台の広さを自由に変えることによって、演目が変わるたびに劇場空間全体が変化するフレキシブルなホールとします。
[3]フレキシブルな舞台機構・照明・音響システム〜さまざまな演出に対応
 今、ミュージカルや演劇などの舞台芸術は、最新の技術を駆使したさまざまな演出で上演されています。メインホールではフレキシブルな舞台機構と照明・音響システムを揃え、こうした演出にも対応できるホールとします。
メインホールの機能
客席数:約1,300席うち車椅子席4席
吊り物機構:バトン 約50本
照明システム:移動型調光器により照明の設置位置を可変とし、多様な演出に対応できるシステム
音響システム:床昇降システムによる演技エリアの変化に対応できる自由度の高いシステム
その他:ホワイエ、ビュッフェ、楽屋9室(シャワー・トイレ付)
床昇降システムを使った変化例(模型写真)

基本パターン 客席:標準的な勾配 舞台:プロセニアムにより舞台と客席を区分する基本的な舞台構成

急勾配になります 1階席前方と2階席をつなげて急勾配とし、オーケストラピットを舞台に転換して、客席舞台をより近づける。

平土間になります 1階席前方を舞台面まで上げて前舞台とし、主舞台とつなげて、大きな舞台として利用することができる。

花道も設置できます 1階客席の主舞台側を緩勾配とし、後方を2階席まで上げることにより、仮設で鳥屋口、本花道を設置することができる。
問い合わせ先 県民部文化課文化企画班 電話045−210−3804(直通) FAX045−210−8840

子どもと一緒にコンサートを楽しむ 〜1〜 託児付コンサート
 小さい子どもがいる間は、好きな音楽鑑賞や舞台鑑賞は無理、とあきらめている人は多いかもしれません。ですが、最近はコンサートホールに子どもと一緒に入れる防音のキッズルームを備えるところや、託児サービスのあるコンサート、子どもと一緒に楽しめるファミリーコンサートも増えてきています。
 今回は託児のついたコンサートを取り上げ、託児サービスを利用する際の注意点などをご紹介します。
ポイント 1 探す
 託児サービスを利用できるコンサートを探すのは、実はかなり大変です。最寄のコンサートホールに尋ねてみる、チラシを丹念に探す、託児室のある会館の催し物や託児つきコンサートに力をいれているオーケストラの公演から探す、子育てママのサークルや掲示板などで情報収集をする、などです。
ポイント 2 申し込みから事前準備
 託児付コンサートをみつけたら、電話で詳細を確認しましょう。会館やコンサートの主催者とは別の、託児サービス会社が託児を請け負っているケースが多いので、そこに申し込みをします。負担する料金も確認します。2千円から3千円程度のところが多いですが、ランチタイム・コンサートなど短時間(40分程度)のコンサートの場合は千円程度の場合もあります。安全上の問題から定員(10〜20人)を設けるところがほとんどです。できれば早目に申込みましょう。託児会社によっては、子どもの状況を細かく把握するために、アレルギーの有無や自分でトイレにいけるか、などを記入したシートの提出や、誘拐防止のため保護者と子どもの写真の提出を義務づける会社もあります。ベビーカーなども預かってもらえるか、聞いてみましょう。
ポイント 3 当日
 子どもに熱があったりすると残念ですが預けることはできません。どうしても、という場合は相談してみましょう。子どもの好きなおやつやおもちゃを持参したり、「ぐずったときには抱っこすると泣き止む」などの癖、来る前に昼寝をしたか、いつミルクを飲んだかなどもできるだけ伝えます。大泣きして嫌がるお子さんもいますが、プロのスタッフにまかせます。座席の番号を知らせて、何かあったら呼んでもらう、というところが多いようです。
ポイント 4 終演後
 休憩時間に様子を見に来る保護者もいますが、せっかく慣れた頃合なので子どもと会わないほうがいいようです。子どもも楽しく遊んでいる、と思って自分もコンサートを楽しみましょう。
ポイント 5 まずは見学を
 終演後にひきとりにいきます。子どもを預けている間に、トイレに行ったか、昼寝をしたか、何を食べたか、どんな様子だったかなどを報告してくれます。何度か預けるうちに子どもも慣れてきます。
(取材協力 (株)マザーズ)
県内の託児付コンサート等実施施設

神奈川県民ホール
http://www.kanagawa-kenminhall.com/
県民ホールチケットセンター 045-662-8866
主催公演の一部に託児サービスあり。

県立音楽堂
http://www.kanagawa-ongakudo.com/
音楽堂チケットセンター 045-263-2255
主催公演のすべてに託児サービスあり。

横浜みなとみらいホール
http://www.yaf.or.jp/mmh/topics/nursery.html
ホールにある託児室を利用可能(先着10名)。
独自に託児サービスをつけるコンサートもあり。

ミューザ川崎シンフォニーホール
http://www.kawasaki-sym-hall.jp/
主催公演のすべてに託児サービスあり。その他にも託児付公演が多いので問合せを。

茅ヶ崎市民文化会館
http://www.chigasaki-arts.jp/
主催公演の一部に託児サービスあり。

グリーンホール相模大野/杜のホールはしもと
http://www.hall-net.or.jp/
主催公演の一部に託児サービスあり。

*この他の会館等での催し物でも託児サービスの利用できるコンサートがあります。

また下記のサイトでも託児付コンサートや催し物の情報があります。

PLANETかながわ(神奈川県生涯学習情報センター)
http://www.planet.pref.kanagawa.jp/
イベント検索画面の分野の「音楽・演奏会」の項目にチェックを入れ、キーワード検索の欄に「託児」もしくは「保育」のキーワードを入れて検索すると託児・保育付のコンサート情報を検索できます。

日本フィルハーモニー交響楽団
http://www.japanphil.or.jp/
全主催公演に託児サービスあり。

(株)マザーズ
http://www.mothers-inc.co.jp/events/index.html
イベント託児専門会社のホームページ。自社が請け負っている託児付コンサート情報を提供。

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